■不動産 販売活動について
不動産会社が行う販売活動は、
大きく分けて「広告活動」「顧客への情報提供」「購入検討者への内覧対応」
の3つがあります。
1.広告活動
物件情報を多くの人に知ってもらうための活動です。
レインズへの登録
国土交通大臣が指定した不動産流通機構である「レインズ」に物件情報を登録します。
これは不動産会社同士が物件情報を交換するためのシステムで、
全国の不動産会社に情報が共有されます。
※レインズ
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているネットワークシステム。
オンラインで結ばれている多数の会員不動産会社間で情報交換を行うシステムなので、
レインズに登録することで契約の相手方を広く探索することができます。
逆に買主は、複数の業者にまわらなくても1つの会員会社に問い合わせれば、
登録物件はすべて把握できる仕組みになっています。
インターネットの不動産サイトへの掲載
SUUMOやLIFULL HOME’Sなどの大手不動産ポータルサイトに物件情報を掲載します。
多くの人が利用するため、幅広い層にアピールできます。
自社サイトや店頭での掲載
依頼した不動産会社のホームページや店頭に物件情報を掲示します。
新聞折込チラシやポスティング
物件のある地域を中心に、新聞折込チラシやポスティングを行います。
特定の地域に絞ってアピールしたい場合に有効です。
2.顧客への情報提供
不動産会社がすでに抱えている顧客に対して物件を紹介します。
既存顧客へのダイレクトメールや電話
過去に問い合わせがあった人や、
希望条件に合う人へ直接連絡を取って物件を紹介します。
店頭での紹介
来店した顧客に向けて物件情報を紹介します。
3.購入検討者への内覧対応
広告や情報提供によって興味を持った人に対して、実際に物件を見てもらう活動です。
現地案内・内覧
購入を検討している人が物件を直接見たいと申し出た場合、
不動産会社の担当者が現地を案内します。
オープンハウスの開催
決まった日時に物件を公開し自由に見学できるようにします。
多くの人に一度に物件を見てもらうことができ、
購入を真剣に考えている層が集まりやすいです。
これらの活動を組み合わせて、不動産会社は売却物件の買い手を探します。
売主としては、どのような販売活動が行われるのかを事前に
不動産会社に確認しておくことが重要です。